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2025.04.14

【ニュースリリース】GO、Waymo、日本交通 今週より東京都心7区でWaymo車両の走行を開始

2025年4月14日
GO株式会社
Waymo
日本交通株式会社

GO、Waymo、日本交通
今週より東京都心7区でWaymo車両の走行を開始
公道走行を前に車両を初公開

GO株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長:中島 宏、以下GO) 、米国Alphabet傘下のWaymo社 (本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー、共同CEO:テケドラ・マワカナ、ドミトリー・ドルゴフ、以下Waymo) と日本交通株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:若林 泰治、以下日本交通) は、4月14日週より、Waymoの自動運転技術を日本の公道に適応させるための車両走行を開始します。日本交通の乗務員が手動運転で、東京都心の7つの区においてWaymo車両を走行させます。Waymo車両の日本上陸を記念し、4月10日には公道走行前のWaymo車両を公開するイベントを開催しました。イベントは TAKANAWA GATEWAY CITY にて、来賓に東日本旅客鉄道株式会社の喜㔟陽一代表取締役社長を迎えて執り行われました。

[写真左から:中島宏、若林泰治、ニコール・ガベル、川鍋一朗、喜㔟陽一 (敬称略)]

昨年末、GO、Waymo、日本交通はWaymo車両を東京に導入するための戦略的パートナーシップを締結しました。各社の強みを組み合わせることで、Waymoの自動運転技術が東京の住民にとってどのように役立ち、また都市の公共交通として有益な役割を果たせるか、明らかにするための取り組みです。
https://www.nihon-kotsu-taxi.jp/news/241217/

世界初の商用自動運転タクシーサービスのパイオニアであるWaymoは、米国で毎週20万回以上の運行を提供していますが、その技術の日本への適応を開始します。東京最大手のタクシー会社である日本交通は、Waymo車両の運転および維持管理を行い、それを支えるインフラも提供しています。GOは、No.1タクシーアプリのプラットフォーム企業として、共に市場を評価する中で、進化する日本のモビリティ環境について視座を提供し、プロジェクトの推進と社会受容性の向上をサポートします。

トレーニングを受けた日本交通の乗務員は、東京都心の港区、新宿区、渋谷区、千代田区、中央区、品川区、江東区の7区において、Waymo車両の手動運転を開始します。日本交通のプロドライバーの走行により収集するデータを活用し、Waymoの自動運転技術を日本向けに適応させていきます。相互の緊密な協力に加えて、3社は関連省庁、警察、自治体等とも進捗段階に合わせてきめ細かく連携していきます。

 

挨拶要旨(登壇順・敬称略)

日本交通株式会社取締役 / GO株式会社 代表取締役会長 川鍋 一朗

1年半前、米国・フェニックスでWaymo車両に初乗車して、本当に運転席に誰もいないことに驚きました。「これは絶対に日本のためになる。日本の未来、少子高齢化、労働者不足の日本の移動の足の確保のためになる」と私が感じた瞬間でした。15年以上かけてこの魔法のようなテクノロジーを開発したWaymoの皆様、また『100年先の心豊かな暮くらしのための実験場』であり交通の結節点でもある、ここTAKANAWA GATEWAY CITYをお披露目の場としてご提供いただいた喜㔟陽一社長に心から感謝しております。米国でのWaymoの取り組みでは事故防止の安全面で大きな成果が出ています。一歩一歩、着実に進めてまいりますので、東京の皆様もこの技術の導入にあたり、ぜひあたたかい応援をいただければと思います。

Waymo社 事業開発部門・パートナーシップ部門責任者 ニコール・ガベル

日本交通およびGOとの数ヶ月にわたる緊密な連携の結果、Waymoは歴史的な節目に到達しました。当社にとって初となる海外での公道走行です。私たちのパートナーシップは、Waymoの15年にわたる運用実績が、業界のリーダーたちとの戦略的取り組みを通じて、いかに新しい環境に適応できるかを示すものです。東京においても、私たちは米国で行っているのと同じく揺るぎない原則を遵守してまいります。すなわち、安全へのコミットメント、事業を展開する地域社会で信頼されるための取り組み、そして地元自治体や地域団体との連携です。

日本交通株式会社 代表取締役社長 若林 泰治

日本交通の乗務員は米国でもトレーニングを実施し、今日この日までしっかりと体制を整えてきました。タクシー会社の運行管理のノウハウを活かして、安全運転で自動運転技術の導入のための車両走行が進むよう努めていきます。自動運転タクシーが、将来の乗務員不足を補完する存在になることを期待しています。今般の取り組みを、人と先進技術との理想的な共存関係を作り上げていく第一歩にしたいと考えております。

GO株式会社 代表取締役社長 中島 宏

モビリティの未来に挑戦する初めの一歩を踏み出しました。これまで私たちがチャレンジしてきた事業やサービスのあらゆる経験、培ったノウハウやリソースを、この胸躍る未来のためのプロジェクトに惜しみなく提供していきます。労働人口の低下という社会課題がある中で、自動運転は東京をはじめの一歩としながらもさらに広く展開されていくべきものです。まずはWaymo車両が東京の公道を走る景色が、日本社会に受け入れられ、当たり前の日常となっていくように、着実に取り組みを進め、進捗をまたお伝えしていきたいと思います。

ご来賓:東日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長 喜㔟 陽一

初の海外走行の地として東京を選ばれたWaymoに心より敬意を表します。私自身も昨年米国でWaymoの自動運転タクシーに乗車しましたが、その正確で安全な運転技術に大変驚きました。いつの日か日本の地を走る姿を見たいと熱望していましたが、驚くべき早さで再会ができたことに、日本交通、GO、Waymoの皆様のスピード感に敬服いたします。JR東日本としても、Suicaをはじめとした様々なサービスとの連携を模索し、ストレスフリーでシームレスな交通をお届けしたいと考えております。共に日本の交通課題の解決を行い、より良い未来を共に描いてまいります。

*Waymoに関する最新情報については、Waymo公式ページ(日本語版)をご参照ください。

https://waymo.com/jp

*Waymoの安全性に関するデータは、Waymo Safety Impactをご参照ください。

https://waymo.com/safety/impact/

 

■ 本リリースに関するお問い合わせ

日本交通株式会社 秘書広報室(広報担当) Tel:03-6265-6164 E-mail: pr@nihon-kotsu.co.jp

 

ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。